恐らく大正4年の御大典記念に製作されたものと思われます。金沢の絵師・四井芦雪(有名な長沢芦雪ではありません)の原画を市内の染師(詳細は解りません)が染めたもののようです。生地は能登上布系の旧製生平麻で現在では幻の手織り麻です。現在代用するとすれば、福光12号半洋生平程度と思われますが、見本より少々(若干)重くなります。又、中国産生平では強度がもちません。染色に関しては、現在入手困難な顔料が多数使われており、製作するとなると現在入手可能な材料で製作するしかないようです。
ともあれ、構図といい友禅技術といい、かなりハイレベルな技術が駆使されています。
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